plate

海と山が遊び場だった小学生時代から一転、ギターを買ってもらったのをきっかけに中学時代からバンド活動にのめり込んでいったという加藤公章さん。その情熱は止まることを知らず、高専卒業後には札幌に拠点を移してバンド中心の生活を送っていたそうです。そこで生活を支えるために始めたのが、花屋のアルバイト。一見、バンドマンとは無縁の職業ですが、花屋で働くことで〝仕事〟に対する意識が大きく変わったといいます。バンドにすべてを注ぎ込んだ青春時代、そこで培われたパンクスピリッツが、どのように花屋と結びついていったのか、現在弁天町で『BOTAN』という花屋を経営している加藤さんに、その半生を語っていただきました。

ー取材・文章:阿部 光平、撮影:妹尾 佳、イラスト:阿部 麻美