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元プロ野球選手の王貞治氏が理事長を務める『世界少年野球推進財団』に所属し、世界に野球を広める活動をしている太田裕己さん。お父さんが気象庁に勤めていた関係で、函館、倶知安、江差、紋別と、幼少期から道内各地を転々とし、函館中部高校から札幌大学に進学しました。卒業後は札幌で養護学校の教員をしていた太田さんですが、25歳の時に公務員という〝安定した仕事〟を辞めて、東京へ。「給料よりも経験が大切だと思った」と話す太田さんに、財団職員という仕事や、数々の転校経験によって養われた性格、地元の友人との間に感じる感覚的なギャップなどについて伺いました。

ー取材・文章:阿部 光平、撮影:馬場 雄介、イラスト:阿部 麻美