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Webデザイナー、パン屋の女将さん、2児の母、『箱バル不動産』のメンバーと、いくつもの草鞋を履きながら函館・元町で暮らす苧坂香生里さん。京都や東京など、日本を象徴する都市のほか、パリや福岡県の糸島などで「自分達が楽しく暮らせる場所」を探す中、最終的に落ち着いたのが〝世界で一番カッコ良い街〟と思えた函館でした。
「自分が納得いくまで、徹底的に考える」という苧坂さんに、〝寄り道しながらゴールを目指す〟というデザイン哲学や、「古民家をもらって、カフェをオープンさせた」という嘘のような本当の話、便利さや安さよりも大切にしている〝街の循環に繋がる消費活動〟などについて伺いました。

ー取材・文章:阿部 光平、撮影:妹尾 佳、イラスト:阿部 麻美